砂漠の親娘

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                モルツォク砂丘に着いてしばらくすると、ラクダに乗った親娘がやってきて
                砂丘の頂上でぼんやりしているわたしに

                「Do you speak English?」

                と、お母さんが話しかけてきました。
 
                英語?うーん、ちょっとならね、話せるよ。

                「□×*△◆◆、camel ××□@£?」

                なんかよく聞き取れない。
                でもcamelって言ってるみたいだから、ラクダに乗ったことあるか?とか聞いてんのかな?
                ラクダはさっき乗ってきたよ。

                「No, no. One time, one thousand, camel riding □#*?」

                あぁ、そういうことなのか。。。
                ワンタイム、ワンサウザンド・・・ってことは、今乗ってみるかってこと?
                1回1000トゥグリクで、乗れるのね?

                「Yes, yes.」

                1000トゥグリクってことは、日本円で・・・65円・・・
                日本円に換算すれば超激安ってことなんだろうけど、ラクダはさっきで懲りたしな~。。
                ごめん、no thank you にしとくね。ごめんね。

                丁重にお断りすると、ちょっとがっかりした顔をして砂丘を降りていきました。
                なんだか・・・がっかりされると・・・。
                観光客が来たからっていうんで、商売をしにきた。ってことだよね。
                断っちゃって悪かったかな・・・?

                と、こちらが感傷的な気持ちになっていると、相手は一枚上手だった・・・。
                車に戻ると、すでに車の前におみやげ物が広げられているではありませんか。

                なはは、なんか負けた~~。
                なんとなく断ることができず、というかおみやげはもともと買うつもりだったので、
                フエルトで出来たラクダを5000トゥグリクで1頭購入。

                お金を払うと、お母さんとその娘はそそくさと荷物をまとめ去っていきました。

                それだけのお話です。
                
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by chieko6868 | 2009-10-13 23:17 | モンゴル Mongolia
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