さとうきび畑でつかまえて

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                波照間島の第一印象

                -「夕方なのに陽射しがイタイ・・・」-
                -「なんとなく殺風景・・・」-

                最南端にはるばる来たというのに、それこそ殺風景な感情しかわきあがってこないことを
                多少情けなく感じながらも、迎えの車に乗って本日の宿へ。

                さっそく島の地図をもらい、距離感覚を体に焼き付けようと自転車に乗って散策に出たのですが・・・

                はっきり言って地図なんてあまり役にたちません。
                見渡す限りのさとうきび畑と大きな大きな空。
                目印がほとんどない。
                自分が今どこにいるのか、よくわからない。。
                そして誰ともすれ違わない。。。

                道に迷って宿へ帰れなくなったとして、わたしはいったいどうやって助けを求めるんだろう。。
                
                「今何が見えますか~?」
                「えーーっと、さとうきび畑が見えます」

                って、そんなん島中さとうきび畑じゃん!と自分で自分の妄想にツッコミを入れながら
                自転車をこいでいるうちに、ちょっとずつ島の道が体にしみこんできます。
 
                迷ったとしても、きっと誰かが見つけてくれるだろう。
                すぐにではないかもしれないけど、誰かがみつけてくれるはず。

                今までいろんなところを旅してきましたが、こんなに体内磁石が狂った場所は
                波照間島が始めてでした。
                でもそれは、心地よいとまどい加減だったのでした^^

                そして、最初失礼にも「殺風景」と思ってしまった島の景色が、どんどん
                体の一部になっていくような錯覚を覚えていくのでした。

                                                つづく・・・

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by chieko6868 | 2008-10-06 00:01 | 波照間島 Hateruma Island
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