Samarqand #7

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       今日は「闇」について思ったことなどを・・・
   
       タシケントでもサマルカンドでも、大通りをそれると街灯が一気に少なくなり、
       初日の夜に夕食を食べて戻ってくる道を歩くのは、ちょっと勇気がいりました。
       エクスペディアさんは、そんな物騒な町ではないから夜出歩いてもNo problemとおっしゃっていましたが、
       やはり不慣れな街で夜道を歩くってのは、物騒な街うんぬんの問題ではないですしね。

       サマルカンドのB&B近辺もそりゃもー真っ暗で、自然と早足になってしまったのですが、
       なんかね、不思議なんだけど闇の中に人の存在を感じたんですよね~。

       夜道と言っても皆さん寝静まっている夜中ではありませんから、ちらほら人の出もあり、
       タバコ屋さん風の小さな店から漏れる明かりがあったり、民家から漏れ聞こえてくるテレビの音や団欒の声が聞こえてきたり、
       なんか変な言い方なんですけど「安心感のある闇」って言うのかな、「人のぬくもりを感じる闇」って言うのかな、
       そんなことを感じました。
       例えて言うと、竹富島で感じた闇に近いものを感じたと言うか・・・

       って、そんな個人的な経験値を例えに引き出してしまっても、わかりづらいですよね^^;

       竹富島でも街灯がほとんどなく真っ暗な夜になるのですが、遠くから三線の音色が聞こえてきて、
       あーこんなに暗くても誰かがいるんだな・・・って、安心したんですよね。
       そして「夜はこんなに暗いもんなんだな」って、新鮮に思えたんです。
       東京じゃ夜は明るいものになっているでしょ?
       東京に限らず、日本のほとんどの街は本当に暗い夜になるところって、少ないんじゃないでしょうかね?
       サマルカンドで久々に、あ~夜って本当はこんなに暗いもんなんだよね~。と改めて思いました。

       明るく照らされた夜と電気が少なくて闇のようになる夜と、どっちがいいとかそういうことではなく、
       あ~~~、夜ってこんなに暗いもんなんだと、気付くのも悪いことじゃないと、
       そんなことを思った春の夜でございました。



       
by chieko6868 | 2012-04-01 23:02 | サマルカンド Samarqand
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